溶解性
ジェランガムを水に分散させた後、LAジェランガムの場合は90℃以上、HAジェランガムの場合は85℃以上の温度で加熱溶解が必要となります。 また、ジェランガムの溶解時には溶液内のカチオン類の影響を受けるので、カチオン類が多い系では溶解時に注意が必要です。LAジェランガムではカチオン類存在下の溶液に溶解させる場合、クエン酸ナトリウムなどのキレート剤を添付するか、より高温での加熱溶解が必要になります。一方、HAジェランガムの場合、カチオン類の影響はLAジェランガムに比べて少ないですが、高い濃度のカチオン類はゲル化温度が上昇する傾向にあるため、注意が必要です。