植物由来の新規原料 KT-1505(開発品)

03水に強いフィルムが出来る!?

KT-1505水溶液もしくはゲルを乾燥させ水分含有量を変化させることにより、シートやフィルムを作製できます。また、塩化マグネシウム等の無機塩を加えることで柔軟性をコントロールすることが可能です。(特許第6085705号)

フィルム耐水性

KT-1505のフィルムはカラヤガムやタマリンドガムのフィルムと比較して耐水性に優れています。

水浸漬前
水浸漬後

フィルム物性の比較

KT-1505
KT-1505+グリセリン
ヒドロキシプロピル
メチルセルロース
ポリエチレン
酸素バリア
極めて高い酸素バリア性、内容物を酸素から保護することが可能
硬さ
鉛筆硬度で4Hの硬さ
耐水性
水に浸けると膨潤するが溶解しない、積層フィルムを作ることが可能

物性データ(フィルム厚み:40~50 μm)

  KT-1505 KT-1505
+グリセリン
HPMC ポリエチレン 試験方法
酸素透過度
(cm3/(m2・24h・atm)
1.29 1.96 1260 2900※1 JIS K7126-1準拠、温度23 ℃
伸び率(%) 1 61 7 >500 JIS K7127準拠、引張速度50 mm/分
硬さ 4H <6B B~2B <6B JIS K5600-5-4準拠
耐水性 × 25℃水×1時間後に目視確認

※1 資料(安田 武、プラスチックス、51(6)、119~127(2000))から引用、50μm、25℃での測定結果

他の特長

  • 生分解性あり
  • 耐水性があるため、積層可能&インク印刷可能
  • 積層により透明性の向上が可能