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ローカストビーンガム

ローカストビーンガムとは、学名Celatonia siliqua Linneと呼ばれる地中海沿岸のような乾燥した土地で栽培、自生している豆科の多年生常緑樹カロブ樹の種子から得られる多糖類です。原料である樹木の名称からカロブビーンガムとも呼ばれ、カロブ樹は日本ではイナゴ豆(Locust bean)と呼ばれています。その豆の莢や果肉部分は甘みがあり、非常に古くから食経験があるとされています。また、直接食用に利用されるだけでなく、乾燥させたものはキャロブと呼ばれ、ココアやチョコレートの代替品として、又は健康食品として利用されています。ローカストビーンガムの原料である種子はこの豆の中に含まれており、ダイヤモンド等の宝石の重量を示すカラットの語源ともいわれています。

種子から得られたローカストビーンガムは、古くから様々な用途で利用されてきましたが、今ではその多くが食用に利用されています。

1.構造

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