豆知識-ロイドくんの夏休み1~タマリンドの産地を訪ねて~
番外編
夏休みを利用してインドとタイに行っていたロイドくん。どうやら、ロイドくんの名前の由来にもなった当社製品グリロイドの原料、タマリンドシードガムの産地を訪れていたようです。
少し話を聞いてみましょう!
エコーちゃん:ねーねーロイドくん!夏休みはどこかに行ってたのー??
ロイドくん:今年の夏休みはのーインドとタイに行っていたんじゃ。
デントくん:インドにタイですか!?
ロイドくん:そうなんじゃ。久しぶりに行きたくなってのー。
エコーちゃん:久しぶり??
ロイドくん:実はわしの名前の由来になっているグリロイドの原料であるタマリンドシードガムはタイやインドが原産国なんじゃ。
エコーちゃん:へーそうなんだー。
デントくん:あっ!たしかタマリンドっていう木があってそこからとれてるんですよね!
エコーちゃん:すごーい!デントくんものしりだねー!
ロイドくん:そうなんじゃ。タマリンドの木の写真も撮ってきたんだよ。
エコーちゃん:うわーでっかい木だねー。
ロイドくん:
この写真の木は比較的自然に近い形なんじゃが、きれいに剪定されている木もあるんじゃよ。
エコーちゃん:
なんだか、日本の盆栽みたいにきれいにカットされてるねー。
ロイドくん:
確かにのぉ・・・さて、この木はどんな木なのか知っているかね?
デントくん:
確か、インドや東南アジア、最近すごく注目されていたブラジルなんかにも多く栽培されている木だったと思うのですが・・・
ロイドくん:
その通りじゃ。もともとは中央アフリカあたりが原産の木といわれているんじゃが、現在では世界中の亜熱帯~熱帯地域で見ることが出来るんじゃ。この木は観賞用として栽培されることもあるんじゃが、その他にも街路樹だったり防風樹として利用されたりと、非常に一般的に栽培されているんじゃよ。街路樹じゃとこんな感じじゃ。
エコーちゃん:へー。けどどこからタマリンドシードガムがとれるのー?
ロイドくん:
それなんじゃが、実はこの木は大きくなると花弁に赤紫色の縞模様をもつ黄色い花を咲かせて、その後に鞘状の実をつけるんじゃ。丁度実がなった写真もあるぞぃ。
ロイドくん:
この実は、若いうちは左のような感じで硬くて緑色の果肉なんじゃが、4ヶ月ほどで熟すと右側のように茶色い果肉になるんじゃ。
デントくん:
なんだか日本の干し柿みたいですね。
ロイドくん:
そうなんじゃ。食感も似ておってのぉ。有機酸を多く含むからちょっとすっぱいんじゃが、非常に甘い果肉なんじゃよ。
エコーちゃん:味が気になるなー。皆は食べたりしないのー?
ロイドくん:
現地ではよく食べられておるよ。特に甘い果肉をつけるものは高級品として重宝されとっての。お菓子などにも利用されて、他にも飲料や調味料等幅広い利用があるんじゃ。右のような感じで、スーパー等でも他の果物と同じように一般的に販売されているんじゃよ。
エコーちゃん:えーバナナばっかりだよー!バナナ青いな・・・。
ロイドくん:まぁまぁ。よく見てごらん。ほら、バナナの下のほうに・・。
エコーちゃん:ほんとだー!!でも日本だと見かけないよー。
ロイドくん:
確かにそうじゃなぁ・・・けど、アメリカやヨーロッパ等でもわりと使用されている原料でな、ジャムや調味料にも使用されているんじゃ。そういえば、19世紀頃に英国のウースター地方で作られた世界最初のウースターソースの処方には調味料としてタマリンド果肉が記載されているんじゃよ。
エコーちゃん:へーなんだか昔からすごく一般的に食べられているんだねー。
デントくん:その果肉からタマリンドシードガムは作られるんですか?
ロイドくん:
いやいや、果肉は使わないんじゃ。もう一度鞘状の果肉を見てごらん。
この写真は実から鞘を取り外した果肉の写真なんじゃが、ボコボコしておるのがわかるじゃろ。
実はここに、原料となる種が入っておるんじゃ。
デントくん:そっか!タマリンド “シード” ガムですもんね!
ロイドくん:その通りじゃ。
ロイドくんの旅行の話から、タマリンドの豆の話が始まりました!次回の豆知識では、豆からタマリンドシードガムの製品ができるまでを教えてもらいましょう!